義歯を学ぶ

丸山歯科医院のHPをご覧の皆様、おはこんばんにちは。
最近、
各所で「痩せた痩せた」と言われ、
ちょっと良い気になっている、時森です。
…慢心せぬよう気を付け、
調子にのってご飯をいっぱい食べてしまい、
お願いされていた洗い物を忘れて寝てしまう
などという失態をしませぬよう、
今後気をつけますので、どうか許して下さい。

さて、

我が丸山歯科医院のドクターは、
地域の患者様の健康に寄与するべく、
日々学んでおります。

その一環で2週間に1回、医局勉強会を行っています。
(院長ブログをご覧の方はご存知かと思いますが)

今回のテーマは「義歯」
つまり入れ歯ですね。
内容としては、作り方や材料の話ではなく、
その勘所のお話でした。

入れ歯で苦労されている方は本当に沢山いらっしゃいます。
もちろん、技術的な理由もありますが、
多くは「使いこなせていない」事が原因です。
…誤解がないようにお話したいのですが、
これは患者様が悪いのではありません。
「咀嚼」という機能のほとんどが随意運動ではないのです。
つまり
「自分で自在に動かしているのではない」という事です。

人の口というものは、
良くも悪くもその時の状態で頑張って食べようとします。
歯が少なくなれば、残っている所だけでなんとかします。
食べないと死んじゃいますからね。

そうして無理な負担を受け、歯が失われ、
「入れ歯」に行き着くのです。

しかし、形を補えばまた噛めるほど単純ではありません。

まず行き当たるのは、
最後に歯が残っていた時の食べ方をしようとします。
そして、一番最後に残る事が多いのが
下の前歯です。そのため、多くの方は
「前噛み」で、「練り切る」ような動きになります。
そして、
この動きが最も入れ歯を不安定にする動きなのです。
入れ歯ができて、
比較的すぐに食べられるようになる方と
そうでない方を分けるのは、
入れ歯になった時、
本来の「咀嚼機能」がどれだけ残っているかが、
一つの基準になるのです。

入れ歯でものを噛めるようになるという事は、
いわば「パラリンピック」のようなものと、
僕は考えています。

できるだけ元の機能に近い「形」の義足(義歯)を作り、
その義足でもって
まずは立てるように、(入れていられるように)
そして歩けるように、(咬み合わせられるように)
最後は走れるように、(普通のご飯が食べられるように)
今度は飛べるように、(堅い物も食べられるように)
「機能」を回復するリハビリテーションをするのです。

この「リハビリテーション」が、実はとても難しいのです。
皆さん、自由に飛び回っていた記憶があります。
「形」が戻って、つい飛び跳ねてしまいます。
すると、勝手が違い、怪我をしてしまうのです。

我々は、
新しい形で、その患者様がどのように使えば
また噛めるようになるのか良く見極め、
時には形を修正し、時には使い方をご指導させて頂き、
機能回復へ導かなくてはなりません。

今回は、その見極めと方法の一旦を学ぶ事ができました。

入れ歯でお悩みの皆様、
皆さんは、
噛めなくなってしまったのではなく、
噛み方を少し忘れてしまっただけなのです。
一緒に、新しい噛み方を探しましょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です